ご注文・製作の流れ
かつらのカスタムオーダーに関するご注文の方法・製作の流れをご説明させて頂きます。
①型取り
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型取り法はサランラップ、フィッター、石膏と様々な方法がありますが、こちらではサランラップのやり方を紹介しています。頭の湾曲、こめかみ、フロントライン、ツムジの位置を記入してください。
接着方法もここで決めます。
大きく分けてテープベース、クリップベース、編み込みとあります。これはユーザーの頭皮状況や生活習慣によって変わります。
②注文書作成
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ここで希望のモデル(デザイン)、接着方法、髪型、髪質、髪色、毛長、毛量等を指示しなくてはいけません。カラーリングサンプルやネット見本を見ながら決めていきます。
髪色はユーザーからヘアーサンプルを切り取って製作することも可能ですが、人工毛は色染めしにくいので、よくユーザー様との相談が必要になります。
③素材+注文書の翻訳
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ここではより詳細なカツラの構造、材質上のことを決めていきます。より製造向きの内容となります。
また、工場は海外にあるため注文書を翻訳していきます。製造方法の指示もしていきます。
④海外工場へ出荷
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製造必要期間は30日~60日です。
期間の長さはサイズ、製造方法によって異なってきます。高級車と同じで良い物を作る場合は作る時間も長く必要になってきます。
⑤ベース製作1
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カツラの土台を作っています。
送られた型紙を基に工場の専門大工職が木を削っています。現在自然保護法が厳しくなり石膏型、ウレタン型で作るときもあります。
⑤ベース製作2
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大工が作った型に合わせて注文されたベースネットを使ってベースを作っていきます。
⑤ベース製作3
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ウレタンコーティングです。
接着台を作っています。これは簡単に見えてかなり難しいです。素人がやると斑になって汚くなります。熟練工だからこそキレイに仕上がるのです。
⑤ベース製作4
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型紙と合わせてサイズや湾曲が合っているかしっかりチェックします。
キャップの完成!
⑥植毛1
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まずブレンダーが注文された毛の準備をします。生の毛では植えられないので剣山のような道具でハックリングという作業を行っています。この部署で注文された毛量、毛色を計算して準備していきます。
⑥植毛2
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できあがった土台に毛を植えていきます。写真ではわかりづらいですが、何十万単位での毛を手で植えていきます。ものすごいスピードと正確さなんです!
ちなみに機械で植える方法もありますが、機械では人間の自然な毛流れや細かい色合いを表現するのが難しいのでカツラは手作業がベストなのです。
⑦最終仕上げ⇒出荷
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最終仕上げです。
指定された髪型、長さ、カールにスタイリング後、工場検品。
そして出荷されます。
⑧検品
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製品の到着です!
再度品質チェック。サイズ、湾曲、色、毛量、白髪、指示内容と合っているか、不良個所はないかチェックします。
⑨納品
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宅急便で発送です。
⑩カット、調整
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装着前にサロンにてカット調節が必要です。お客様一人一人の個性に合わせて製品の毛量、長さを調節しなくては自然なカツラはできあがりません。
普通のヘアーカットと違うためできれば専門のカツラサロンに行くことをお勧めします。
⑪装着
この男性モデルが着けている製品も弊社フィリピン工場で作ったものなんですよ! ものすごく自然ですよね。